山行記録
甲斐駒ヶ岳

体力度：★★★★★ 難易度：★★★☆☆ 魅力度：★★★★☆

体力度：★★★★★
難易度：★★★☆☆
魅力度：★★★★☆

山の情報

□ 標高：2,967m
□ 地域：長野県伊那市

日程

□ 日程：1泊2日
□ 期間：2014年07月19日～ 2014年07月20日
□ 登頂日： 2014年07月20日

天候

□ 天気：雨
□ 最高気温：
□ 最低気温：

登山コース

□ 距離：34.6km
□ 累計標高差：2,632m
□ 登山コース：黒戸尾根ピストン
□ 詳細：とにかく長いコースでした。コースの真ん中当たりから頂上に着く1時間手前までが悪路で、かなり体力を消耗します。前半でいかに体力を取っておくか工夫した方が良かったと思いました。

登山口までのアプローチ

□ 交通手段：車
□ 所要時間：片道約4時間
□ 詳細：大宮－（首都高・中央道）－横手駒ケ岳神社

山の位置

登山コースマップ

標高 × 気温

データなし

GPSデータ

本山行でのGPSデータはありません。

感想

　貴重な３連休が梅雨の影響で、定例会山行がキャンセルとなってしまった。だからといって、サラリーマンにとって貴重な３連休を何もしないわけにはいかないので、悪天候でも山にいく計画を立てていた。出発ギリギリのタイミングで行き先を南アルプスの甲斐駒ヶ岳に決定。南アルプスは初めてのために興味が湧いたのと、暑さを避けて標高が高い場所を選んだ結果でもだった。
　登山口の駐車場で気づいたが、横手駒ケ岳神社の標高は750m。目指すところは、2,967m。よって、2,217mの標高差がある。１日で、且つ悪天候で登り切れるか不安になった。途中でダメそうなら、2,200m にある七丈小屋で泊まることとし、とにかくスピードを上げてスタート。
　思ったより、天候は悪くない。しかし、時間制約というプレッシャーを背負っている状況だから急いでしまい、初めの４時間に大きく体力を消耗してしまった。しかし、登山道は４時間経過後からが本番だった。刃渡りから、本当にきつくて、危ないところの始まったのだ。急な坂、鎖場、はしごなど、一瞬も緊張を緩めない場所が続く。ここまでの体力、集中力が求められるのがアルプスであると・・・実感した。
　山小屋に到着したのは１３時。がんばれば頂上を狙えそうだったが、激しい雨が降ってきたのと、山小屋から頂上までは崖が多そうに見えたので、いざヘッドランプをつけての登攀となれば、今の体力でやりきれないかもしれないと判断し、１日目は山小屋でゆっくりと休憩。（テントを張る余力はなかった。）
　２日目は、昨日の悔しさを払拭すべく、４時に出発。真っ暗の中で急な坂道を１時間弱、登ったところ、天気が徐々に回復した。そして、南アルプスの全貌が現れた。２時間弱で頂上に着。初めての南アルプスに関わらず、誰かが教えてくれなくても、あれが仙丈ケ岳で・・・あれが北岳で・・・と、規模感、存在感などから何となく察することができた。つらい思いをした分、感動/達成感も大きい。今般の登山は、計画の甘さで苦労した登山となったが、記憶に残るシーンが多く、計画の重要性について勉強となった旅であった。