山行記録
焼岳

体力度：★★☆☆☆ 難易度：★★★☆☆ 魅力度：★★★★☆

体力度：★★☆☆☆
難易度：★★★☆☆
魅力度：★★★★☆

山の情報

□ 標高：2,455m
□ 地域：長野県松本市安曇

日程

□ 日程：日帰り
□ 期間：2017年04月22日～ 2017年04月22日
□ 登頂日： 2017年04月22日

天候

□ 天気：快晴
□ 最高気温：8.0°C
□ 最低気温：3.0°C

登山コース

□ 距離：8.4km
□ 累計標高差：945m
□ 登山コース：中の湯温泉からピストン
□ 詳細：

・タイムスケジュール
　9:13中の湯温泉出発 → 9:30登山口 → 11:08広場 → 11:56南峰に向かう稜線から北峰へトラバース開始 → 13:00北峰 → 13:25下山開始 → 13:47広場 → 14:35登山口 → 14:44中の湯温泉

・コース状況
　中の湯温泉から広場までは、道が不明瞭でした。しかし、尾根筋は一つしかありませんので、迷うことはまずないと思います。適当に歩きやすいところを歩けばOKです。
　広場から頂上（北峰）までは、雪が微妙に柔らかいせいで、アイゼンがキッチンと噛んでくれませんでした。滑落に要注意です。なお、山頂直下は雪がありませんでしたので、アイゼンでは歩きにくかったです。
　

・服装
　ウールのTシャツの上に、薄いソフトシェルを着て一日中行動しました。天気が良く、風もなかったので、ハードシェルは使っていません。

・装備（特記事項）
　ワカンやスノーシューは必要ありませんでした。カールの半分を登ったところから、アイゼンとピッケルを利用しました。

※私が登った日は、頂上付近の硫黄ガスがかなり濃い目で、意識がもうろうとする場面もありました。

登山口までのアプローチ

□ 交通手段：車
□ 所要時間：片道４時間
□ 詳細：大宮－（首都高）－（中央道）－松本IC－中の湯温泉

山の位置

登山コースマップ

標高 × 気温

GPSデータ

2017-04-22_Mt.Yakedake.gpx　

感想

　2回目の焼岳。いずれも晴れていながらも、濃いガスで景色は楽しめない旅となりました。しかし、今回は結構いい天気だったので、北峰への登頂を成功しました。この山は簡単に見えるけど、冬は晴天でも本当に登頂率が低いと思います。当日約20名の人にすれ違いましたが、足跡などの雪の状況から北峰にたどり着いた人は私以外いなかったはずです。
　北峰へ登りたい人は、北峰と南峰の間にあるカールの真ん中を初めから歩かないと、登頂失敗する確率が非常に高まります。南峰へ向かう稜線は非常に歩きやすいので、簡単に登れると思います。みんな雪崩が怖いのか、南峰に向かって歩き、途中で北峰側へトラバースを試みるも、急な傾斜で諦めてしまうパターンが大半ではないかと思います。
　昨年12月に失敗したのも同じだったと痛感しました。雪崩が怖いとは思っていませんが、足跡が南峰にしかないので、ぼっと歩いている問、北峰への道と遠ざかってしまいます。今回も同じでしたが、途中から思い切って北峰側へ急な斜面をトラバースしました。滑落したとしても、スキー場の上級者コースで転んだようなもので、死ぬってことはないと思います。
　雪崩に遭う確率より、あの斜面をトラバースする方が滑落事故に繋がる可能性が非常に高くなるのは間違いありません。雪崩の可能性は各自判断が必要ですが、積雪の量と、雪のコンディションから問題ないと判断し、下山時は広場までカールの真ん中を突破しました。広場から北峰の区間は、登り2時間の下り20分という記録となっています。
　いずれにしても、雪が深い時期に北峰へ登る登山は決して初心者向きではないです。（というわけで、難易度に星3つです。）南峰が登りやすい上、冬でしか登れないので、雪山としては南峰を狙うのもありかもしれません。
　